この記事へのアクセスの多さから、この件について悩み葛藤している人が、いかに多いかという事を実感します。そう、貴方だけでは無いのです。
なので筆足らずな点を一部、加筆編集致しました。10/5
結婚前のSEX、(SEXと言う言葉の響きがナニなので、この記事では婚前交渉と言う単語を使わせて頂きます。)と自慰行為(オナニーと言う言葉の響きもナニなので、汗)の是非問題です。
滅多に話題にもなりませんが、教会では自慰とか婚前交渉と言う言葉を使います。(話題になる時は何かやばい事態が.... )
家庭でもちゅうちょする内容だけに、清い生き方を勧める教会では、なかなかハードルが高い内容ですね。
オジさんが教会からドロップアウトした時の理由の一つもコレ
罪になるくらいなら罪とされない世界へ行こうって。
匿名で書いてるから、ある程度は踏み込んで本音が書ければ良いけど...
この問題について、納得のいく教えを残念ながらまだ受けた事がありません。
オジさんは男性なので、男性目線の内容になってしまいますが、これが全てのクリスチャン男性の考えでは無い事、オジさん個人の考えであり正解では無いかもってことを先にお断りしておきます。
婚前交渉は是が非か?
そもそも、この問題の原因は、
イエスさまの言われた次の言葉があって、後のパウロの言葉があるからかな。
「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておく、みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。」マタイ5:27-28 新共同訳
かん‐いん【姦淫】 不正な男女の交わり。不倫な情事。広辞苑
実際の行為じゃなくても、いやらしい目で見たらダメって事。
しかし、自分を抑制できなければ結婚しなさい。情欲に身を焦がすよりは、結婚した方がましだからです。Ⅰコリント7:9 新共同訳
「いやらしい思いを持って姦淫の罪を犯すくらいなら結婚しなさい」って事。
この聖書箇所から、婚前交渉は是が非か考えて見よう。
当時の風習では婚前交渉は罪(淫らな行い)です。婚前交渉は是が非かで言うと非です。
しかし当時の結婚事情を考える時、結婚年齢は今より若く(10代?)性欲溢れる世代の既婚率も現代と比較すれば高かったと想像できます。
イエス様の言葉は既婚者の男性に向けての言葉で、パウロの7章9節の言葉は適齢期の未婚の男性に向けた言葉です。
パウロは、1節で男は女に触れない方がよいけど、みだらな行いを避けるために結婚を勧めています。
6節では、「もっとも、わたしは、そうしても差し支えないと言うのであって、そうしなさい、と命じるつもりはありません。」
と言った後に続く言葉が9節の『結婚した方がまし』です。
後述しますがこれは倫理的勧告です。
イエスさまの言われた『姦淫するな』はモーセの十戒からの引用ですが、613項目あると言われる律法には『姦淫するな』と直接は書かれていません。
しかし613の律法には、性交渉について(レビ記18章など)結婚について(レビ記21章、申命記23章など)してはならない事としなければいけない事が、細かく書かれています。
律法には『婚外交渉の禁止』は書かれていますが、
『婚前交渉の禁止』は書かれていません。
律法の中には、現代にそのまま適用するにはかなり無理がある内容も多々ありますが、性交渉に関しては、現代の倫理観と余り変わらない、夫婦間で行う事が前提になっていると読めます。(その倫理観が古い、変えるべき、と言う話は律法の受け取り方の話になるので、今回は触れません)
イエス様は、たくさんの律法をまとめて十戒の『姦淫するな』という言葉を用いた上で、さらにいやらしい目で見てもダメって厳しい注文をされました。
一般的に十戒は倫理的命令と(私の周囲では)解釈されてるようです。
倫理的とは、人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。らしいです。
つまり、社会生活を送る上での一般的な決まりごとで『この様にしなさい』という命令より『この様に生きなさい』と言った生きる指標と捉えることができます。
イエス様が言われたのは「私は、今までのモラルよりもっと厳しいモラルを求める」って事でしょうか。
オジさん的には、現代も婚前交渉は罪(婚前交渉は避けなさい)と考える立場ですが、倫理的罪であり守れない事もあるだろうけれど、イエス様は、より高い次元での善悪の判断を私たちに求められてると理解します。
現代において婚前交渉が倫理的に姦淫に含まれるか否か、人によって意見が分かれるところでしょう。
また旧約の律法は、自分達には関係ないと言う立場の方にとって、律法を根拠に婚前交渉は罪と考えるのは納得できないとお考えになるかもしれません。
オジさんは、律法も善悪の判断において普遍的な規準となるものと考えています。
律法は関係ないのか?
律法の結婚条項などは、当時の立場の弱い女性を守る為のものです。
律法は、弱い立場の人を守るもの、民族の安全、健康を守るもの、人間関係を守るもの等々。律法 =『神の義』の根底には『神の愛』があります。
私は、律法は神様自らが示されたご自分の義『神の義』の基準だと受け取っています。
そしてイエス様は、当時の人たちが誤解して理解していた神の義『口伝律法』を、『神の愛』を通して受け取る様に真理を解き明かされた。それが書かれているのが福音書だと思うのです。
モーセの律法は、神様ご自身による「神の義」の基準の表明であり、全てを守れない事により我々は、自分の罪深さを知る。
— 迷えるおじさん (@ChriOji) January 23, 2020
イエス様は、アガペの愛を持って律法を解釈する事を解き明かされた様に思うのだが...
個人の感想です。#キリスト #神学 #律法
どなたかの受け売りの話をします。
SEXに、男は体の繋がり、女は心の繋がりを求めると言われます。
結婚前に、ゴム無しでのSEXをパートナーが求めて来たとしましょう。
女性には、妊娠、出産 場合によっては堕胎、性病のリスクが伴いますが、彼女は彼の要求を断る事が出来ません。
彼の言う事なら何でも聞く... それは本当の愛でしょうか?
彼女に対して責任をとる覚悟も無く、リスクを負わせても平気な彼の愛と神様の愛とは同じものでしょうか?
責任を取る覚悟があっての婚前交渉なら、先に結婚する覚悟を見せるか、預金残高でも見せてあげてください。
結婚を前提とした婚前交渉も罪ですか?
愛の無い婚前交渉、欲望に任せた婚前交渉(婚外交渉も含む)は姦淫の罪だと考えます。(注)レイプ被害は、婚前交渉を犯したのでは無く、犯罪の被害者です。
では、結婚を前提とした婚前交渉はどう考えれば良いのでしょうか。
ローマ12:2
あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。
婚前交渉は神の御心でしょうか?
婚前交渉は善いことでしょうか?
婚前交渉は神に喜ばれることでしょうか?
婚前交渉は完全なことでしょうか?
(婚前の性交渉は、神様が与えてくださった性交渉の意味を完全に表したモノでしょうか?)
その答えは、各々みなさんに委ねられています。
上記 聖句は、変わりゆく時代の世間的常識に倣わず、神様によって 変わらない神様の御心に叶う者に変えて頂く様に勧めています。
オジさんは、結婚を前提としない婚前交渉は神の御心に叶わない罪と考えます、たとえ結婚を前提とした婚前交渉でも、自分にも相手に対しても無責任なSEXは、「神様の望まれる愛」があるSEXとは言えないと思います。
なので結婚を前提だとしても避ける事を、神様は望まれると思います。(主観ですが...)
まとめ
若い頃は特に、性への衝動は抑えがたく、状況に流されて間違いを犯す事もあるかも知れません。
旧約聖書のほとんどは、イスラエルが間違いを犯し、神様から叱られ、悔い改めるけどまた間違えるの繰り返しの物語です。
間違いを犯したと自覚する事で、自分が如何に神様の求める義に遠く及ばない存在なのか、神様の愛による赦しを必要とする存在なのかを知り、悔い改めによってイエス様の十字架による救いを、より強く実感するのだと思います。
繰り返し間違いを犯す事を容認してる訳ではありません。
婚前交渉は罪だと思っても、オジさんには裁く資格はありません。
「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」
ヨハネ8:7
あなたと神様との関係が出来ていれば、(救われていれば)犯した過ちを、わざわざ人に話す必要もないでしょう、再び間違えを犯さぬ様に心から悔い改める事で、神様との関係をより深めてください。
イエス様はそんな貴方をも愛しておられるはずです。
どうか、平和の神ご自身が、あなたがたを全くきよめて下さるように。また、あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、わたしたちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのない者にして下さるように。あなたがたを召されたかたは真実であられるから、このことをして下さるであろう。
Ⅰテサロニケ5:23−24 口語訳
次回は、自慰についてです。
12/付記 2014年のクリスチャンポストの翻訳・編集記事のご紹介
キリスト教国で、世俗的クリスチャンも多いアメリカの話です。ここに答えはありませんが、なんらかの参考になるかもしれません。(世俗的クリスチャン:日本のある種の仏教徒みたいなものかな...)
11/追加 この記事で物足りない方へ、私信では有りますが「婚前交渉の是非」に関する、もう少し深い対話の記事?の紹介になります。下記記事のやり取りより一部、転載追加編集致しました。
結論は曖昧ですが、お考えの参考になれば幸いです。下記の記事へのコメントは、該当記事にでは無く、この記事のコメント欄にお願い致します。
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