クリおじさんの迷える聖書勉強

クリスチャンおじさんのブログです。 独学による聖書の学びや、信仰生活のアレコレ

息あるものは 主を賛美せよ。CCMを考える 🎶

更新が滞ってました、久しぶりの投稿です。(汗

コロナ禍の時節がら、今ひとつ気分が乗らずにご無沙汰致しておりました。

こんな過疎ブログにも、毎日訪問して下さる方がいらっしゃる事を感謝致します。

 さて、

みなさんの通ってる(知ってる)教会の賛美礼拝のスタイルはどんな感じでしょうか?
パイプオルガンによる厳かな賛美🎹、バンドスタイルのノリノリの賛美🎸、無楽器での賛美、教会によって賛美のスタイルは様々です。🎶

昔からある歌集の賛美歌や聖歌による賛美礼拝の他に、最近ではワーシップミュージック(礼拝音楽)とも呼ばれる現代的キリスト教音楽 CCMContemporary Christian Music)をとりいれる教会も少なくありません。

CCMは、ジャスティン・ビーバーが通う事で有名な、オーストラリア発のヒルソング教会で歌われている、Hillsong Musicなどが有名です。

ゴスペル(黒人霊歌)も、福音と言う神の素晴らしさを歌っていると言う点では、賛美歌と言っても良いのかもしれません。世間にはゴスペルを名乗る、福音と関係の無い音楽も溢れていますが...

オジさんは、ギター(AG)と電気オルガン、タンバリンで聖歌や聖書のみ言葉に曲を付けた賛美スタイルの教会で育ち、大人になってからはバンド演奏のCCMの教会に通っていました。

(現在は、Pオルガンで「讃美歌21」の賛美をする教会です。)

CCMへの疑問

以前、ゴスペルのワークショップをお手伝いした時や、教会が開く宣教の為の英会話教室に参加した事がありました。そこで歌われるCCMを聞いた時にふと感じた「あれ?これって賛美?」をキッカケに本当の賛美とは何だろうと考え始めました。

今回は、そんなオジさんが、思うところの賛美のお話です。

賛美のスタイル

CCMに関しては、「神様に捧げる賛美が世俗的なロックコンサートみたいなものとは何事か」と言う批判的感想を持っているクリスチャンもおられます。

オジさんは育った環境の影響もあるでしょうが、バンドスタイルの賛美には、比較的寛容です。先に紹介したHillsongなどは、賛美のビジネス化や、賛美リーダーのタレント化に疑問を感じないわけではありませんが、楽曲は好んで口ずさんだりしています。

聖書の登場人物ダビデ王も、笛や竪琴、タンバリン等を用いて踊りながら神様へ賛美の詩(うた)を捧げていました。

ハレルヤ。聖所で 神を賛美せよ。
大空の砦で 神を賛美せよ。
力強い御業のゆえに 神を賛美せよ。
大きな御力のゆえに 神を賛美せよ。
角笛を吹いて 神を賛美せよ。
竪琴を奏でて 神を賛美せよ。
太鼓に合わせて踊りながら 神を賛美せよ。
弦をかき鳴らしを吹いて 神を賛美せよ。
シンバルを鳴らし 神を賛美せよ。
シンバルを響かせて 神を賛美せよ。
息あるものはこぞって 主を賛美せよ。
ハレルヤ。詩篇150篇
詩篇は、詩集であり賛美集です。

オジさんは、神様への賛美、つまり『感謝や歓び、愛情』を情熱的に表現する事が間違っているとは思いません。

同時に、詩篇は、この様に賛美しなくてはいけないと言った命令ではありません。

畏敬の念で厳かに、または物静かに『感謝や歓び、愛情』を表現する事も間違っているわけでは無いし、囁く様に語りかける愛情表現の賛美があっても良いでしょう。

この詩篇「主を賛美せよ」は、別の聖書訳では「主を褒めたたえよ」となっています。

賛美とは、神様の素晴らしさ、栄光を『感謝や歓び、愛情』の心で褒め讃えるものだと思うのです。

 

聖書に基づいた歌詞

日本の多くの教会では、聖歌や賛美歌と言った歌集が用いられています。

聖歌や賛美歌はCCMを採用している教会でも、歌われる事があります。

これらの歌集には、頌栄や御降誕、復活など、何を賛美しているかの分類分けと共に、どの聖書に基づいた歌詞なのか聖書箇所が付記されています。

一方、CCMの歌詞の中には、まるでラブソングの様な歌詞や、自分の理想の神様像を賛美する歌詞、聖書に書かれていない教理に基づいた歌詞がある様に感じるのは、オジさんの気のせいでしょうか?

以前、知り合いのクリスチャンから、J-pop歌謡曲に理想の神様像を『賛美する歌詞を当てはめた替え歌』を紹介された事がありました、その方には「神様への捧げものをこの世の物の二番煎じで捧げるのは、どうも賛同出来ないな?」と言いましたが、オジさんの頭が硬いのでしょうか...

よろしければ、皆さんお気に入りのCCM楽曲は聖書の何処に基づいているのか、是非、み言葉を探して当てはめて見て下さい。

クリスチャンミュージシャンと賛美

日本人にも、多くのクリスチャンバンドやゴスペルシンガーが居られ、最近はYouTubeなどで気軽に触れる事が出来ます。

レベル的には、玉石混淆(ぎょくせきこんこう)で石の方が多いかな...なんて言ったらファンの方に怒られそうなので、あくまで個人の感想と流して下さい。

その点、ヒルソングはレベル高いよなぁ...ボソッ

オジさんも、YouTubeの個人的プレイリストを作って楽しんでおります故、嫌いでは無いのです。

ところで、クリスチャンミュージシャンが(有料、無料に関係なく)ライブやコンサートで歌う歌は賛美でしょうか?

オジさんは、「賛美では無い」様な気がするんです、たとえそれが、神様の素晴らしさを讃える歌詞だったとしても...

まとめ

って言っても、賛美に対する姿勢は皆さんそれぞれだと言えますので、聖書に基づいてどうこうでは無く、あくまでオジさん個人の感想です。

冒頭に紹介しました、ゴスペルのワークショップや英会話教室でのCCMへの違和感ですが、それはどちらも参加されている多くの方が、まだ神様に出会っていない、神様の素晴らしさを知らない人達でした。彼らはいったい誰に向かって、何を歌っていたのでしょうか?

ゴスペルサークルやクリスチャンミュージシャンのライブなどを通して、イエス様に出会う人もいらっしゃるでしょうし、その事に用いられているクリスチャンの働きは、とても恵まれた素晴らしい賜物による奉仕だと思います。

映画 『天使にラブ・ソングを…』では、賛美歌に触れている内に変えられて行く主人公の姿を見る事が出来ます、「神を讃える歌はそれ自体にも力があるよね!」と言えるでしょう。

しかし賛美とは、神様に向かって、神様の素晴らしさを讃える歌を捧げる事、神様を礼拝する歌こそが賛美だと思うのです。神様とその素晴らしさを知ら無い人には、本当の意味で賛美する事は出来ないのでは無いでしょうか。

『礼拝』と『伝道集会』が違う様に『賛美』と『ライブ、コンサート』は別なものと認識して、クリスチャンミュージシャンのライブ会場が、歌って聞かせる場ではなく、共に賛美する処、賛美礼拝の場となれば素敵だと思います。

聖書の神様は、賛美のある場所を喜ばれるお方ですから。

詩篇22篇3 新改訳

あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。

 

歌詞については、自分の理想とする神様(自分に都合の良い神)を賛美するのではなく、聖書に書かれている神様を賛美する為には、聖書箇所を示せる歌詞である事が望ましいんじゃ無いかな。

自分に都合の良い神=偶像

私たちは、気付かぬ内に違う者(偶像)を賛美しているかもしれません。

オジさんの内に蓄えられている み言葉の多くは、子供の頃に歌っていた み言葉に曲を付けた賛美によるものです。聖書箇所が出てこないのが難点なのですが...

皆さんも、賛美とは?と言うよりも『神様に賛美を捧げるとは、どう言う事だろう?』と言う目線で、クリスチャンの音楽事情を考えて頂ければ幸いです。

おまけ

SNSで出会った、聖書のみことばを覚えるための賛美、み言葉に直接曲を付ける事に拘っていらっしゃるクリスチャンユニットK- Worshipさんの楽曲です。


みことば賛美『主をほめたたえよ~詩篇103篇1, 2節~』by K-Worship

他にも、み言葉に曲を付けた楽曲を歌われているクリスチャンアーティストは、沢山いらっしゃいます。

一方こちらは 『天使にラブ・ソングを…』とも少し違う?、キリスト新聞 で2019年1月に紹介された、チリ、日本、エクアドル、中国、コスタリカ出身の若手修道女たちによるバンド「シエルバス」の楽曲です。


SIERVAS - HOY DESPIERTO

スペイン語?の歌詞ですが、字幕翻訳で、ある程度歌詞の意味は掴めます。

この他にも海外では、カトリックの中に「現代的キリスト教音楽」 CCMを摂り入れようとする風潮がいくつか見られます。

神様に対する、崇敬や畏れの姿勢は、プロテスタントカトリックに見習うべき点があると思っているオジさん的には、カトリックにはカトリックなりの良さがあるのになぁ〜と思うのですが。

 Ⅰ歴代誌 16:23-25
全地よ、主に向かって歌え。
日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。
国々に主の栄光を語り伝えよ
諸国の民にその驚くべき御業を。
大いなる主、大いに賛美される主
神々を超えて、最も畏るべき方。

いや曲のクオリティも高く、嫌いじゃ無いですよ、いやむしろ好きかも。。。ただ、これは賛美なのか?(賛美とは誰も言ってない)聖書に基づいた歌詞なのか?と言えば疑問を持ってしまうオジさん、、、そうです考えの古いオジさんです。

あと、大好きなCCMの賛美もひとつ紹介しておきます。邦題にすると「偉大な我らが主」でしょうか。
最後までお付き合い頂き有難う御座います。
最後に一言
息あるものはこぞって
主を賛美せよ。
ハレルヤ!
 
参考

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック - Wikipedia

コンテンポラリー・ワーシップ・ミュージック - Wikipedia

ゴスペル (音楽) - Wikipedia

キリストの教会 (無楽器派) - Wikipedia

特に明記がない場合、聖書の引用は新共同訳を用いています。

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