クリおじさんの迷える聖書勉強

クリスチャンおじさんのブログです。 独学による聖書の学びや、信仰生活のアレコレ

復活の日 初穂の祭り

次の日曜日4/12は、イエス・キリストが十字架の死より3日目に蘇った事を記念する日クリスチャンにとって大切な日イースター(復活祭)です。

イースターは、春分の日後の、最初の満月の次の日曜日に祝われます、毎年日付が変わる移動祝日です。日付は変わりますが、毎年必ず日曜日に祝われます。

同時期のユダヤ教の祭りにヨム・ハ・ビクリーム『初穂の祭り』があります。

初穂の祭りは、「過越の祭り」期間の安息日(土曜日)の次の日、つまり毎年必ず日曜日に祝われます。初穂の祭りも毎年日付が変わる移動祝日です。

過越の祭り(種無しパンの祭)」はユダヤ暦春分を含む月(ニサンの月)の15日なので、初穂の祭り満月(十五夜)の次の日曜日に祝われます。

エス様が十字架にかけられたのは「過越の祭り」の期間中でした。

そうです、イエス様が蘇られた日、安息日の翌日(日曜日/イースター)は、初穂の祭りの日だったのです。

ニサン月15日は西暦で3月末から4月上旬の満月の日ですので、イースターと初穂の祭りが毎年同じ日になるとは限りません。

復活祭(イースターは聖書に登場しませんが、初穂の祭り(ヨム・ハ・ビクリーム)は聖書に書かれています。

この初穂の祭りも、「過越の祭り」と同じ、神様が命じられた主の例祭です。

レビ記23:9〜12
主はモーセに仰せになった。イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。
わたしが与える土地に入って穀物を収穫したならば、あなたたちは初穂を祭司のもとに携えなさい。 祭司は、それを主に受け入れられるよう御前に差し出す。祭司は安息日の翌日にそれを差し出さねばならない。 この初穂を差し出す日には、傷のない一歳の雄羊を焼き尽くす献げ物として主にささげる

聖書では、イエス様を罪(傷)の無い神の子羊と表現します。

初穂の祭りヘブライ語ヨム・ハ・ビクリームビクリームの元となるヘブライ語の単語ベコールには、「長子または初子」という意味があるそうです、イエス様は神の御子であり、人としては救われる私達、神の子供の長子です。

キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。

1コリント15:20

初穂の祭りには、神への捧げもの『屠られる子羊』としてのキリスト、『死から蘇る者の初穂』としてのキリストの復活の意味が隠されていたのです。(キリスト=メシア/救い主)
 
神様のご計画
新しい契約を結ばれた日=(最後の晩餐)過ぎ越しの祭り
十字架に架けられた日=(羊を屠る日)過ぎ越しの祭り
蘇られた日=初穂の祭り
 そして神様のご計画は、五旬節(ペンテコステ)から秋の例祭へと続いていきます。
この人類救済計画の一連の流れは、失楽園の時には計画されており、旧約聖書の時代から神様によって約束されているのです。
 
旧約聖書には何度も、初穂(初子)は全て神様のものだと書かれています。
新約聖書ヤコブは、救われた私達は初穂(神様のもの)だと書いています。
 
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。ヤコブ1:18
救われて神の家族(神の子)になるとは、神様のものになると言うことなのです。
 
イースター初穂の祭りは、必ずしも毎年同じ日になるわけではありませんが、神様のご計画の中では、エス様の復活は初穂の祭りの日でなければなりませんでした。
エス様の復活を祝う時に、原点に帰り、神様が命じられた初穂の祭りにも目を向け、イエス様の十字架によって神の子供とされた事を感謝、賛美したいと思うオジさんです。
 2020年 コロナウィルス大暴れ中の受難日 投稿
 
合わせて以下の記事もお読みください。

 神様の人類救済計画の記事

 新しい契約の日、過ぎ越しの祭りの記事

新しい契約とは?の記事

※ 聖書引用は、特別明記していない場合は「新共同訳」を使用しています。

ランキングに参加しています、よろしければ応援のクリックお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 

おまけ 

ビクリーム、べコール(初穂/長子/初子)の聖書箇所

アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められた  創世記4: 4

イスラエルはわたしの子、わたしの長子である  出エジプト4:22

あなたの豊かな収穫とぶどう酒の奉献を遅らせてはならない。あなたの初子をわたしにささげねばならない。 出エジプト22:29

この他にも出エジプトでは、度々べコールは神のものであると書かれています。 

見よ、わたしはイスラエルの人々の中からレビ人を取って、イスラエルの人々のうちで初めに胎を開くすべての初子の身代わりとする。レビ人はわたしのものである。   民数記3:12

イスラエルは主にささげられたもの収穫の初穂であった。
それを食べる者はみな罰せられ災いを被った、と主は言われる。エレミヤ2: 3
 
被造物だけでなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。 ローマ 8:23
 
ただ、一人一人にそれぞれ順序があります。最初にキリスト(別訳/初穂であるキリスト)、次いで、キリストが来られるときに、キリストに属している人たち、 次いで、世の終わりが来ます。       1コリント15:23
 
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。ヤコブ1:18

f:id:chrioji:20200130215533j:plain